2019年5月頃からGoogle Chromeなどのブラウザがバージョンアップしました。
その結果、セキュリティ強化されました。
しかし、アフィリエイトリンクの成果測定に不具合が出るという問題が発生しました。
具体的には、ASPから配置したアフィリエイトリンクで成果測定できない原因となります。
発生してるハズなのに成果発生しない原因ですので、アフィリエイターにとっては死活問題です。
今回は、このアフィリエイトで発生しない原因となるtarget=”_blank” rel=”nofollow noopener”の基礎知識のわかりやすい解説です。
「解決方法」と「注意点」が理解できます。
アフィリエイト発生しない!target=”_blank”問題とは?
アフィリエイトの広告タグには、下記のhtmlコードが含まれます。
対処方法
対処方法です。A8ネットの実例でみてみます。2020年時点ですでに改善されています。
以前のアフィリエイト広告タグ
<a href=”https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2HUKHT+ADAT2Q+17H0+5YRHE” target=”_blank” rel=”nofollow”>検索順位を調べるなら、検索順位チェックツールGRC</a>
<img border=”0″ width=”1″ height=”1″ src=”https://www18.a8.net/0.gif?a8mat=2HUKHT+ADAT2Q+17H0+5YRHE” alt=””>
2020年6月時点のアフィリエイト広告タグ
<a href=”https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2HUKHT+ADAT2Q+17H0+5YRHE” rel=”nofollow”>検索順位を調べるなら、検索順位チェックツールGRC</a>
<img border=”0″ width=”1″ height=”1″ src=”https://www18.a8.net/0.gif?a8mat=2HUKHT+ADAT2Q+17H0+5YRHE” alt=””>
それ以前のアフィリエイト広告には、target=”_blank”が付いています。
これが、今現在において「アフィリエイト成果が発生しない原因」になります。
target=”_blank”がついている場合でも、
target=”_blank” rel=”nofollow noopener“となっている場合は問題ありません。
アフィリエイト成果が発生するタグの組み合わせ
①target=”_blank” rel=”nofollow noopener”
②rel=”nofollow”
新しいウィンドウでリンク先を開くのが「target=”_blank”」です。
これを使いたい場合は、target=”_blank” rel=”nofollow noopener”と記述します。
使わない場合は、rel=”nofollow”だけ。または、それも含めて削除すればOKです。
よくわからない場合
さらに補足情報です。
今回登場したhtmlタグの意味を知っておきましょう。
これを知ってると、アフィリエイト広告を貼る時に重宝します。
成果発生しない時に原因を自分で追求するための基礎知識にもなります!
例えば、あまり知らないASPで珍しい案件が紹介できる場合は、積極的に活用します。しかし、もしかするとtarget=”_blank” rel=”nofollow noopener”に対応していない場合もあります。
target=”_blank”とは?
アフィリエイト広告リンクをクリックしたら、別のページ(公式サイトのLP)に移動します。
その時、新しいブラウザウィンドウ(タブ)で開くというhtmlコードが、target=”_blank” です。
2019年時点のアフィリエイト広告は、「target=”_blank” rel=”nofollow”」が主流でした。
👉 しかし、これはセキュリティ的に問題があります。
新しいウィンドウを開く瞬間、ハッキングされる可能性があるためです。
rel=”nofollow noopener”とは?
rel=”nofollow noopener”は下記の2つの意味があります
nofollow(のーふぉろー)
nofollow(のーふぉろー)…リンクジュースを送らない(リンク先をインデックスしない)
aタグ(リンクhtml)に、rel=”nofollow”をつけるとあなたの記事の価値をリンク先に渡さないという設定になります。Googleなどの検索エンジンはリンク先をロボット巡回しなくなります。
発リンクが多い記事はrel=”nofollow”で、記事の価値を守ったりします。でも実際には、Googleは関係なしでチェックしていると推測されます。おまじないです。
noopener(のーおーぷなー)
noopener(のーおーぷなー)…JavaScriptなどのスクリプトでオブジェクト操作できないようにします。これにより、セキュリティの脆弱性を潰します。
target=”_blank” にはセキュリティ上の脆弱性もあります。リンク先のページでは window.opener を使用して親ウィンドウのオブジェクトにアクセスしたり、window.opener.location = newURL によって親ページの URL を変更したりできます。
サイトで rel=”noopener” を使用して外部アンカーを開く/Google Tools for Web Developers
target=”_blank” をリンクに付与する場合は、target=”_blank” rel=”nofollow noopener”と記述しましょう。
アマゾンアソシエイトプログラムがWordPressで文字化けする
実は、target=”_blank” rel=”nofollow noopener”は WordPressでの文字化けの原因にもなります。
WordPressはtarget=”_blank” rel=”nofollow noopener”を自動で付与します。
それが原因で文字化けが起こることがあります。
アマゾンアソシエイトプログラム(Amazonアフィリエイト)の配置でその不具合がでました。
WordPressの文字化けの原因アマゾンアソシエイトプログラムの直し方
その他のASP(A8ネットなど)では、現在この問題はありません。
2019年5月以前にアフィリエイト広告リンクを配置している場合は、target=”_blank” rel=”nofollow noopener”の部分がどうなっているのかを見直します。
target=”_blank”がある場合に問題が発生しますので、WordPressなら「検索置換」でまとめてチェックすると良いです。
今後(2020年6月時点)、新たに投稿する記事は、このコードが混ざらないケースが大半(ASP側が対応済みのため)になっております。
クローズドASPでも、あまり知らないところを利用する時は未対応でないか自分でチェックして、おかしい場合はASPの担当様に質問してください。
A8ネットなど大手ASPは対応済み
👉A8ネットなどの大手ASPの大半はすでに対応済みです。
👉アップル社の「ITP」にも対応しています。
予備知識として覚えておくと良いですね。私も備忘録に投稿しました。
基本的にASPが先手で対応してくれるので、アナウンスに応じてアフィリエイター側も対応すれば大丈夫です。
しかし、最新情報に常に「敏感」であることが大切です。