Illustratorの線幅「便利な線幅」
illustratorのデフォルトは、1ポイントの0.35mm(正確には0.352778mm)です。
ペンツールでパス(線)をそのまま作ればこの線幅となります。
そして、実際イラストを描くときに、ちょうどよい線幅も0.35mmだと思います。
☑ また細めの線は、0.2mmがいい感じです。
特許図面の製図などでは、普通の線幅が1ポイントの0.35mm。細い線は0.2mmが採用されています。
これで、電子出願されます。海外に出願する場合も同じです。
✅ 0.2mmを細い線の限界にしています
これ以上、細い線だと問題がでてくるリスクがあるからです。
なぜ細線の限界が0.2mmなのか?
この線幅は都合が良い線幅で、レーザープリンターでもピッタリと綺麗に出力される線幅です。
0.1mmよりも細くなってくると、レーザプリンターでも細すぎて「かすれた感じ」になります。
細すぎる線、線間隔はモアレの原因にもなる
例えば、パターンスウォッチのデータの出力テストをして様々なプリンターで出力テストをしました。
その時「細い線」と「線」の間隔が「狭く」なりすぎると、何百万円もするレーザプリンターで出力しても「モアレ」が出ました。
モアレとは「シマシマのノイズのような模様」が入ってしまう現象のことを言います。
モアレは非常に悩ましい現象です。
モアレとは?・・・テレビでニュースキャスターがヨコシマのネクタイをしていると画面がチラチラしますよね?あれです。
何度も印刷してテストした結果
基本的に、これが細い線の限界だと覚えておいて実際に使うプリンターで細い線が大丈夫か確認してみましょう。
印刷などの場合はゲラ(少しだけ印刷して結果を事前チェックするための印刷原稿)の段階で「出ない線幅(印刷できないほど細い線幅)」は出力されないリスクが高いです。
細い線は、基本的に0.2mmを限度として守ると安全なデータ作成が可能です。
※ ウェブサイト用のデータはこの限りではありません
illustratorが上達したら線幅や、線と線の間隔にも注意を払ってイラストを作成できるようになりましょうね♪
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